ラム酒とは何か?原料や種類、蒸留酒の製法やカクテルを解説  by TRUCK Japanese Rum

ラム酒とは何か?原料や種類、蒸留酒の製法やカクテルを解説  by TRUCK Japanese Rum

グラスに入ったラム酒

皆さん、ラム酒はお好きですか?
ロックで飲んだりカクテルで楽しんだり、中にはお菓子作りにラム酒を使うという方もいるのではないでしょうか。
さまざまな楽しみ方があるラム酒は日本を含む世界各地でつくられており、人々から長く愛されています。

世界中の人々を惹き付けるラム酒には、果たしてどのような魅力があるのでしょうか。
今回はラム酒の魅力を生む「原料」や「製法」、飲む上で知っておきたい「種類」を解説します。
おすすめの飲み方や代表的なカクテルも紹介しますので、ラム酒の魅力に触れたい方はぜひご一読ください。

 

 

ラム酒とは

ラム酒とはサトウキビを原料につくられる蒸留酒で、原料由来の甘い香味を持つお酒です。
蒸留酒(スピリッツ)とは、果実や穀類の発酵液を蒸留してつくるお酒のことで、ラム・ウォッカ・テキーラ・ジンは「4大スピリッツ」といわれています。

そんなラム酒の原料と製法、アルコール度数や名前の由来を解説していきましょう。

 

ラム酒の原料と製法

ラム酒はとても自由なお酒で、厳しい製造規定や生産地の規制がありません。

そのため世界各地でつくられており製法もバラエティーに富んでいます。

基本的なラム酒の製法は次の過程で行われますが、生産地や蒸留所によって各過程に違いがあります。

  1. 原料のサトウキビを加工する
  2. 酵母を入れて発酵させ「もろみ」をつくる
  3. もろみを蒸留する
  4. 蒸留液を休ませる/熟成させる
  5. 瓶詰め(ボトリング)をする

ラム酒の原料はサトウキビで、そのまま搾ったサトウキビジュースを用いたり、ジュースを煮つめて結晶化した部分を取り除いた糖蜜(モラセス)を用いたりします。

サトウキビをジュースや糖蜜に加工したら、水分量や温度を調整して「酵母」を投入します。
酵母の力で液中の糖分をアルコール発酵させ、柔らかい固形物の「もろみ」を製造。
できた「もろみ」を蒸留し、アルコールと香味成分を濃縮させます。
蒸留液をステンレスタンクや樽に貯蔵した後、瓶詰め(ボトリング)すればラム酒の完成です。


ラム酒のアルコール度数

ラム酒の平均的なアルコール度数は40~50%程度で、銘柄によって異なります。

焼酎の度数が20~25%と考えると、ラム酒は比較的高いアルコール度数のお酒といえるでしょう。

高アルコール度数のラム酒といえば、75%を超える「ロンリコ151」「レモンハート デメララ 151」などが有名ですね。
これらのラム酒は少量でもかなりのアルコール量なので、ストレートで飲むならチェイサーを付け、少しずつ楽しむようにしましょう。

ラム?ラム酒?名前の由来

ラムは慣用的に「ラム酒」とも呼ばれ、これは仔羊の「ラム」と混同しないように広まった日本独自の呼び名です。

ラム(rum)そのものの語源は諸説あります。

まずは英語で「騒がしいこと・興奮」を表す「ランバリオン(rumbullion)」が短縮されたという説です。
バルバドス島に渡ったイギリス人が、サトウキビのお酒を飲んで騒ぐ原住民の様子を見て「rumbullion」と表現。
その記録が、17世紀のイギリス植民地記録に残っています。
他に、ラテン語で砂糖を意味する「サッカルム(saccharum)」の語尾を語源とする説があり、ランバリオンもサッカルムもラム酒の語源としてしっくりきます。

名前の由来が諸説あるところも、バラエティーに富んだラム酒らしいといえますね。

 

ラム酒の起源

砂浜とマウントゲイラムのボトル

ここからは、ラム酒の起源について解説しましょう。

ラム酒が誕生した時期は17世紀頃、場所はカリブ海地域で、厳密な発祥地はバルバドス島とする説やプエルトリコ島とする説があります。
カリブ海とはメキシコ湾の南に位置する海域で、カリブ海と周辺の海域を含む島々から構成される地域をカリブ海地域(カリブ地域)といいます。

前章でラム酒の原料は「サトウキビ」と紹介しましたが、実は発祥地のカリブ地域はサトウキビが自生しない土地でした。
そんなカリブ地域で、なぜサトウキビのお酒「ラム」が生まれたのか。
それは、かの有名な船乗り「コロンブス」が、砂糖製造のためにサトウキビをカリブ地域に持ち込んだためです。
コロンブスによるサトウキビの移植から始まったラム酒の歴史を、詳しく解説します。

コロンブスによるサトウキビの移植

1492年に新大陸を発見したクリストファー・コロンブスは、2回目の航海で西アフリカのサトウキビをカリブ海のイスパニョーラ島に持ち込みました。
そこからサトウキビ栽培は周辺のカリブ地域や南北アメリカ大陸に広がり、カリブの島々はサトウキビの一大生産地となったのです。

16世紀初頭には、スペインの植民地となっていたイスパニョーラ島にサトウキビを原料とした製糖工場が建設されます。
労働力を補完するため、製糖工場にはアフリカから多くの奴隷が連行され、生産された砂糖はヨーロッパに莫大な利益をもたらしました。
砂糖製造から生まれたラム酒 
砂糖はサトウキビを絞ったジュースを煮つめて結晶化した部分で、結晶化しなかった部分(糖蜜)は砂糖製造には使われません。
その不要な糖蜜を利用するために生まれたのがラム酒で、ラム酒はいわば砂糖の副産物といえるでしょう。

ラム酒はつくられた当初、奴隷のエネルギー補給やガス抜きとして利用されていました。
また壊血病の特効薬と信じられていたラム酒は、奴隷だけでなく船乗りの間でも飲まれるようになり、急速に広まっていきます。

3つのラム酒誕生説

ラム酒には3つの誕生説があります。

1つ目は、バルバドス島でイギリス人がつくった説。
17世紀初頭、バルバドス島に移住したイギリス人がサトウキビに注目して、蒸留をおこないお酒をつくったとする説です。

2つ目は、バルバドス島でオランダ人がつくった説。
1637年、オランダ出身のピーター・ブロワーという人物が、バルバドス島で世界初の糖蜜を使ったお酒を製造したという説です。

3つ目は、プエルトリコでスペイン人がつくった説。
16世紀、スペインの探検家ポンセ・テ・レオンがプエルトリコに渡った際、蒸留技術を持つ隊員がサトウキビでお酒をつくったとする説です。

いずれかの起源を持つラム酒は奴隷や船乗りの嗜好品でしたが、18世紀になると品質は大きく向上し、貿易の主品目としてヨーロッパに輸出されるようになりました。

ラム酒の種類

ラム酒のハバナクラブのボトル

カリブ生まれのラム酒は「サトウキビを原料として蒸留する」こと以外、明確な規定や制約はありません。
そのため、ラム酒は世界各地でそれぞれの基準で製造されており、分類の仕方にもいくつかの基準が存在します。

  • 製法による分類
  • 生産地域による分類
  • 熟成・加工による分類
  • 風味による分類

複数の分類から生まれる豊かなバリエーションが、ラム酒の最大の魅力といえるでしょう。
各分類を解説しますので、自分好みのラム酒を見つけてみてください。

製法による分類

ラム酒はサトウキビを搾ったサトウキビジュースからつくられており、

ジュースをどのように処理するかによって「トラディショナルラム」「アグリコールラム」「ハイテストモラセスラム」の3つに分類できます。

 製法 サトウキビジュースの処理
 トラディショナル ジュースを煮つめ、結晶化部分を取り除いた糖蜜(モラセス)を使用
 アグリコール ジュースをそのまま使用
 ハイテストモラセス ジュースを加熱して濃縮させたシロップ(ハイテストモラセス)を使用

 

「トラディショナル製法」は別名インダストリアル製法と呼ばれる主流の製法で、全世界の8~9割のラム酒がこの製法でつくられています。
まずサトウキビジュースを煮つめたものを遠心分離器にかけ、結晶化して砂糖となる部分を取り除いた糖蜜をラム酒の原料とします。
糖蜜は冷蔵保存が可能なので、風味を保ったまま年間を通じてラム酒をつくれるのがメリットです。

「アグリコール製法」は砂糖を取り除かず、サトウキビジュース100%を原料とする製法です。
19世紀にフランス領植民地で確立した製法で、フランスを宗主国とする地域ではアグリコール製法が主流です。
なお、サトウキビジュースは作り置きができません。
そのためアグリコールラムはサトウキビ生産地でしか製造できず、つくれる期間もサトウキビの収穫期に限定されます。

「ハイテストモラセス製法」は、サトウキビジュースを加熱して濃縮させたシロップを原料とする製法です。
シロップは糖蜜と同じく冷蔵保存が可能なため、年間を通じてラム酒づくりが可能です。
なお、サトウキビジュースを加熱して固形化した「黒糖」を原料とするラム酒も、ハイテストモラセスに分類されます。

生産地域による分類

生産地域が植民地時代に属していた

宗主国によって、ラム酒の特徴は変わります。

宗主国とは他国に対して強い支配権を持つ国のことで、たとえばイギリスを宗主国としていた地域には、ジャマイカやガイアナが該当します。

宗主国はイギリス・フランス・スペインの3つで、各国の伝統的な酒づくりの手法がラム酒づくりに踏襲されています。
国の特徴と味わいを下表にまとめました。

宗主国

イギリス

フランス

スペイン

表記

Rum

Rhum

Ron

生産
地域

ジャマイカ
ガイアナ
バルバトス
トリニダート・トバコ

マルティニークグアドループ
ハイチ
モーリシャス
ユニオン島レユニオン

 キューバ
プエルトリコ
グアテマラ
パナマ
ベネズエラ

製法

スコッチの製法を踏襲

コニャックの製法を踏襲

シェリーの製法を踏襲

概要

単式蒸留器と連続式蒸留機でつくったラムをブレンド

アグリコール製法のラムが多く、XOやVSOPといった等級表記をする場合がある

酒齢の若い原酒を注ぎ足す熟成方法「ソレラシステム」を採用する蒸留所が多い

味わい

・骨太で重厚、力強い味わいで、特にジャマイカやガイアナは特徴が顕著

・その他の地域には、骨太ながら口当たりがマイルドな銘柄もある

・アグリコール製法によるサトウキビ本来の豊かな香りと繊細な味わい

・甘みよりもドライなニュアンスが強く、シャープで個性的な銘柄が多い

・生産地が島か大陸かで味わいが異なる

・カリブ海の島のラムはライトでスムース、口当たりの優しいラムが主流

・中南米大陸のラムは、ソレラシステムによる力強いボディ、強い甘みが特徴

 

各生産地域によっても味わいに幅はありますが、イギリス系ラム・フランス系ラム・スペイン系ラムの大枠でいえばこのような特徴があります。
ラムの表記も異なるので、お好きな銘柄のラベル表記を確かめてみてはいかがでしょうか。

 

熟成・加工による分類

ラム酒は蒸留した後の熟成や加工の違いで「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」「スパイスドラム」の4つに分類されます。

種類

蒸留後の工程

ホワイトラム

無色透明

ステンレスタンクで寝かせて樽熟成は行わない

ゴールドラム

琥珀色

2カ月~3年未満の樽熟成を行う

ダークラム

深い琥珀色

3年以上の樽熟成を行う

スパイスドラム

淡色~琥珀色

果実やハーブと一緒に砂糖を漬け込む

 

ラベルに種類が表記されている場合もあり、ラム酒を選ぶ1つの指標となる分類です。

 

 

風味による分類

ラム酒は酒質によって「ライトラム」「ミディアムラム」「ヘビーラム」の3つに分類されます。

種類

風味

ライトラム

無色透明~薄い琥珀色

軽やかで柔らかい風味

ミディアムラム

薄い琥珀色

ライトラムとヘビーラムの中間的な風味

ヘビーラム

濃い琥珀色

ボディが強く、豊かで力強い風味

 

数字で表すような厳格な分類ではなく、ラム酒の酒質をそのまま表しています。

ラム酒のおすすめ銘柄

バカルディラムのボトル

ここからは、ラム酒の代表的な銘柄をご紹介します。

紹介する銘柄は、イギリスの飲料業界誌「Drinks International」が実施したアンケートで選出された5銘柄です。
このアンケートは世界各国の受賞歴を持つ106のBarを対象に実施されたもので、選出された銘柄は実績あるBarが認めたラム酒といえるでしょう。

  • バカルディ(Bacardí)
  • ハバナクラブ(Havana Club)
  • プランテーション(Plantation)
  • ディプロマティコ(Diplomatico)
  • アプルトン(Appleton)

この5銘柄はいずれも人気の銘柄で、入手は難しくありません。
ラム酒をあまり飲んだことのない方は、この5つから試してみてはいかがでしょうか。

バカルディ(Bacardí)

世界最大級の蒸留酒会社バカルディが手掛けるラムブランドで、クリーン&スムースな味わいが世界的な人気を得ています。

ラム業界では初めてチャコールフィルタリング(木炭ろ過)を行ったブランドで、カクテルベースとしてバーテンダーから絶大な支持を集めています。

ハバナクラブ(Havana Club)

世界的に有名なハバナクラブはキューバの代表格といえる老舗のラムブランドです。

ハバナクラブが誕生したのは1930年代のことで、発売当初から高く評価されており、今日まで100年近く愛され続けています。

キューバ産の最高級サトウキビからつくられており、バニラやカラメルの香り、フルーツの香りが十分に感じられる魅力的なラム酒をリリースしています。

プランテーション(Plantation)

プランテーションは、フランスでコニャックをつくる「コニャック・フェラン社」のボトラーズ・ラムブランドです。

「ダブルエイジング」と呼ばれる熟成を行っていることが特徴で、原産国各地で熟成されたラムをフランスに運んだ後、フレンチオーク樽でさらに熟成をかけています。

洗練された上質な味わいは、世界各国の品評会でも高い評価を獲得しています。

ディプロマティコ(Diplomatico)

1959年創業のディプロマティコでは、スムースな口当たりとコクのある甘みが特長のベネズエラ産プレミアムラムを製造しています。

つくっているのはデスティレリアス・ウニダスS.A.(DUSA)蒸留所で、周囲にはサトウキビ農園があり、原料の加工から瓶詰までを自社で行っています。

ラベルには肖像画が印刷されており、これは飲料品質向上に尽力し「ディプロマティコ(外交官)」と呼ばれていたドン・ファンチョという人物の肖像画です。

アプルトン(Appleton)

アプルトンはカリブ海地域のジャマイカにある蒸留所で、かつては製糖工場として砂糖を生産していました。

ラム製造は1749年に開始され、ジャマイカ最古のラムメーカーといわれています。

ブランド最初のリリース品である「アプルトンエステート」は香り豊かな深い味わいが特徴で、厳選された15種類の熟成ラムがブレンドされています。

 

ラム酒の飲み方

ロックグラスに入ったラム酒

ある程度お酒に強い方なら、「ストレート」や「ロック」でラム酒を飲んでみてください。

ストレート・ロックはダイレクトにラム酒を味わえるシンプルな飲み方で、産地や蒸留所の個性をじっくり楽しめます。

ストレート

ストレートはラム酒の香りや味わい、余韻をゆっくりと楽しむ飲み方です。
香りを楽しみたい場合は冷やさずに常温で試してみてください。
冷えたラム酒よりも香りを感じやすいはずです。
ブランデーグラスのように飲み口がすぼまっているグラスを使えば、さらに香りを楽しめるでしょう。

お酒のキレを堪能したいなら、十分に冷やしてショットグラスで飲んでみてください。
足つきのグラスを使うのもおすすめで、手の温度が伝わりにくいため冷えた状態を長く楽しめます。

グラスや温度を変えれば、同じラム酒のストレートでも風味が変化します。
グラス・温度にこだわって自分好みのストレートを探してみてはいかがでしょうか。

ロック

ロックは氷の入ったロックグラスにラム酒を注いで飲むシンプルなスタイルで、味の変化が楽しめる飲み方です。
氷は溶けにくい丸氷がおすすめですが、市販のロックアイスでも構いません。
グラスの中の氷が解けていくと、ラム酒は加水されて徐々に甘みを増します。

樽熟成を経たラム酒は味の変化が分かりやすいので、ロックスタイルにするならダークラムが特におすすめです。

ロックの魅力は、解けかけた氷がグラスに当たったときの「カラン」という音。
氷の音に耳を傾けながら、ラム酒の味の変化を楽しんでみてください。

ラム酒の代表的なカクテル

ラム酒のカクテル

ラム酒はジュースやフルーツと相性が良く、カクテルベースとして優秀なお酒です。

無数にあるラムカクテルのレシピから、代表的なカクテルを4つ紹介します。

  • モヒート
  • キューバリブレ
  • ダイキリ
  • フローズン・ダイキリ
  • ラムパンチ

どれも有名なレシピなので、ご存じのカクテルもあるのではないでしょうか。

「カクテルが好き」「ストレートやロックは度数が高過ぎる」という方は、カクテルでラム酒を楽しんでみてください。

モヒート

モヒート

ラム酒の代表的なカクテルといえば、夏にピッタリのモヒートです。

キューバ生まれのモヒートは、ミントとライムと砂糖というシンプルな材料で作れます。

  • ホワイトラム:45ml
  • ライムジュース:15ml
  • シュガーシロップ:2tsp
  • スペアミント:10g
  • ソーダ適量

ロングクラスにライムジュース、シュガーシロップ、ミントを入れて、すりこぎ棒などで軽くつぶしながら混ぜます。
氷とラムを注ぎ、ソーダでグラスを満たしてから軽く混ぜれば「モヒート」の完成です。

キューバリブレ

キューバリブレ

キューバリブレは、キューバ独立戦争の合言葉「Viva Cuba Libre(ビバ・クバ・リブレ/キューバの自由万歳)」にちなんで作られたカクテルです。
ライムのアクセントが心地よい、ごくごく飲めるロングドリンクです。

  • ホワイトラム:45ml
  • ライム:1/4個
  • コーラ適量

 

まず、ロングクラスにラム酒を入れてライムを搾ります。

搾り終わったライムはそのままグラスに入れ、氷を加えた後にコーラでグラスを満たしましょう。

ダイキリ

ダイキリ

ダイキリは、ラム酒にライムと砂糖を加えてシェイクするショートスタイルのカクテルです。
アルコール度数は高めですが、すっきりとした甘口の飲みやすいカクテルです。

  • ホワイトラム:45ml
  • ライムジュース:15ml
  • シュガーシロップ:1tsp

全ての材料をシェーカーに入れ、氷を詰めてシェイクします。
カクテルグラスに注げば「ダイキリ」の完成です。

フローズン・ダイキリ

フローズン・ダイキリ

フローズン・ダイキリは、シンプルな材料と氷をブレンダーで混ぜて作るカクテルです。
フルーツを加えれば「ストロベリー・フローズン・ダイキリ」「バナナ・フローズン・ダイキリ」などのバリエーションが楽しめます。

  • ホワイトラム:40ml
  • ライムジュース:10ml
  • ホワイトキュラソー:10ml
  • シュガーシロップ:2tsp
  • クラッシュドアイス:3/4カップ

全ての材料をブレンダーやミキサーでブレンドし、ソーサー型のシャンパングラスに注ぎます。

短いストローを添えれば「フローズン・ダイキリ」の完成です。

 

ラムパンチ

ラムパンチ

ラムパンチは様々な素材とラム酒を混ぜて作るカクテルで、特定のレシピはありません。

ラム酒の種類に決まりはなく、素材は次のようなフルーツやハーブから好みで選ばれます。

  • パイナップル
  • マンゴー
  • キウイ
  • モモ
  • オレンジ
  • レモン
  • ライム
  • ローズマリー

ラム酒の種類によっても風味が変わるので、たくさんの組み合わせが楽しめます。

ラム酒を使うお菓子

ラム酒の使用されたお菓子

ラム酒はそのまま飲まれるだけでなく、お菓子作りにも使用されます。

少量加えるだけで風味が良くなり、たとえば次にようなお菓子にラム酒を入れるのがおすすめです。

  • レーズンバター
  • フルーツケーキ
  • サバラン
  • ラムボール
  • カヌレ
  • 生チョコレート
  • ガドーショコラ
  • ブラウニーケーキ

ラム酒を入れると上品な甘さや苦味が生まれ、舌触りが滑らかになります。
お酒の芳醇な香りも加わるので、ラム酒を加えるだけで高級感のある味わいになるでしょう。

自宅でラム酒を入れたお菓子を作る場合はダークラムがおすすめです。
ダークラムは香りが強く存在感があるため、よいアクセントになってくれるはずです。

最後に

ラム酒の入ったグラスを持つ女性の手

ラム酒の原料や製法、起源や飲み方を紹介しました。

ラム酒は制約のない自由なお酒で、極端にいってしまえば「サトウキビを蒸留すれば全部ラム」。
そんな自由さが世界各国で受容され、独自の発展を遂げてきたラム酒は非常にバリエーションが豊かです。
種類豊富な各国のラム酒を網羅し、種類を全て把握するのは難しいでしょう。

しかし、コンプリートできないのがラム酒の大きな魅力。
飲んでも飲んでも終わりはなく、次々に新しい個性と出合えます。
そんな奥深いラム酒を、どうぞ一口試してみてください。

 

 

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