ラム酒とフルーツのペアリング|好相性の理由と4つの楽しみ方 by TRUCK Japanese Rum

ラム酒とフルーツのペアリング|好相性の理由と4つの楽しみ方 by TRUCK Japanese Rum

ラム酒とフルーツは、香りと味わいがマッチする相性抜群の組み合わせです。

果実にラム酒が加わると酸味や甘みがまろやかな味わいになり、ラム酒もまた、フルーツの風味が加わることでより深みのある風味となります。

今回は、そんなラム酒とフルーツの相性の良さを存分に楽しめる、4つの方法を紹介します。

好相性の理由と具体的な楽しみ方を紹介しますので、さまざまなシーンでラム酒とフルーツのペアリングを楽しんでみてください。

 

 

ラム酒とフルーツの相性が良い理由

ラム酒とフルーツの相性が良い理由には、まず「香りの相性の良さ」が挙げられます。

ラム酒のサトウキビ由来の甘い香りはフルーツの香りと相性が良く、これらが重なり合うことで豊かで深みのある香りが生まれます。

「味わいの相性の良さ」も、ラム酒とフルーツが合う理由といえるでしょう。

ラム酒のコクのある味わいは、フルーツの持つ甘みや酸味と好相性です。

モモやバナナといった甘い果実と合わせれば、お互いを引き立て合った甘みの強いラム酒が味わえます。

ベリーや柑橘系のフルーツであれば、酸味がアクセントとなった絶妙な味わいのラム酒が楽しめるでしょう。

香りと味わいの両面で相性が良いため、ラム酒とフルーツはぴったりの組み合わせなのです。

 

ラム酒とフルーツのペアリングを楽しむ方法4つ

ラム酒とフルーツのぺアリングを楽しむ方法として、次の4つの方法を解説します。

  • フルーツ香るラム・アランジェ(漬けラム)を作る
  • ラム酒漬けのフルーツを食べる
  • スパイスドラムを飲む
  • ラム酒とフルーツのカクテルを飲む

試せそうなものがあれば、ぜひ気軽にチャレンジしてみてくださいね。

 

フルーツ香るラム・アランジェ(漬けラム)を作る

ラム酒とフルーツのペアリングを楽しむなら、まず「ラム・アランジェ」を試してみてください。

ラム・アランジェについて、次の項目に沿って詳しく解説していきましょう。

  • ラム・アランジェ(漬けラム)とは
  • ラム・アランジェに入れるフルーツ【イチゴ・梅・モモなど】
  • ラム・アランジェの作り方
  • ラム・アランジェにおすすめのラム酒

ラム・アランジェ(漬けラム)とは

ラム・アランジェ(Rhum arrangé)とは「アレンジされたラム酒」という意味で、ラム酒にフルーツやハーブ、スパイスなどを漬け込んで作るドリンクを指します。

漬け込む素材に決まりはなく、1種類の果実で作ることもあれば、複数のフルーツやスパイスを組み合わせることもあります。

素材の組み合わせ次第でさまざまな風味が作れ、自宅でも簡単に作れるのがラム・アランジェの魅力といえるでしょう。

しっかり漬かるまで数週間〜数カ月かかりますが、自家製ならではのオリジナルな一杯が楽しめるので、時間をかけて作る価値は十分にあります。

出来上がったらラム・アランジェを家でじっくりと味わうのも良いですし、来客のおもてなしに振る舞えば、喜ばれること間違いなしです。

 

ラム・アランジェに入れるフルーツ【イチゴ・梅・モモなど】

ラム・アランジェにおすすめなのは酸味や甘みが強いフルーツで、次のような果実を試してみてはいかがでしょうか。

  • イチゴ
  • ブルーベリー
  • モモ
  • グレープフルーツ
  • オレンジ
  • ライム
  • バナナ
  • パイナップル

 

イチゴやブルーベリーを使えば、香り高く色鮮やかなラム・アランジェになります。

モモやバナナといった味の濃い果実を使えばフルーティーな風味が強くなり、柑橘類を使えば爽やかな香りとほのかな苦みが加わるでしょう。

梅酒好きな方には、梅を漬け込んだラム・アランジェがおすすめです。

梅のラム・アランジェは梅の酸味とラム酒由来の重厚な味わいが特徴で、さっぱりとしたキレのある焼酎梅酒とは異なる味わいが楽しめますよ。

 

ラム・アランジェの作り方

ラム・アランジェを自宅で作るのは簡単で、瓶に材料を入れてじっくりと漬け込めば完成です。

分量の目安を紹介しましょう。

分量の目安

  • ラム酒:1000ml
  • お好みのフルーツ:200~300g
  • お好みの砂糖:100~150g 
  • スパイス・ハーブ(お好みで):適量

作り方

  1. フルーツは種を取り、皮をむく(柑橘類で苦みを残したい場合は皮をむかない)
  2. 大きいフルーツは大まかにカットする
  3. 密閉できる瓶に全ての材料を入れる
  4. 冷暗所に置いて2週間から2カ月ほど漬け込む

漬け込む期間が長いほど、ラム酒に味がなじんでいきます。

お好みでバニラビーンズやシナモンスティックなどのスパイスを漬け込むと一層香りが豊かになります。

砂糖には、きび砂糖や黒糖、サトウキビシロップなどさまざまな種類があるので、好みで使い分けると良いでしょう。

 

ラム・アランジェにおすすめのラム酒

ラム・アランジェにおすすのラム酒は、ホワイトラムです。

ホワイトラムはフルーツの香りと調和しやすく、果実の味わいをしっかりと引き立ててくれるでしょう。

TRUCK Japanese Rumの「PLUM62」は、ラム・アランジェにぴったりのラム酒です。

PLUM62は梅から採れた酵母と沖縄の黒糖から造られたホワイトラムで、フルーティーな香りとまろやかな味わいが特徴。

さまざまな果実と好相性で、特におすすめしたいのは梅との組み合わせです。

濃厚な梅のラム・アランジェを作るなら、「PLUM62」500mlに対して青梅350g、砂糖200g程度の分量で、3カ月以上浸けておくのがおすすめです。

 

 

ラム酒漬けのフルーツを食べる

ラム酒とフルーツのペアリングを楽しむなら、簡単に手作りできるラム酒のフルーツ漬けを試してみてください。

おすめのフルーツや作り方、作った後の活用方法を紹介します。

  • ラム酒漬けにおすすめのフルーツ【レーズン・イチジク・リンゴなど】
  • ラム酒漬けのフルーツの作り方
  • ラム酒漬けのフルーツの使い方【パウンドケーキ・レーズンバターなど】
  • ラム酒漬けのフルーツにおすすめのラム酒

 

ラム酒漬けにおすすめのフルーツ【レーズン・イチジク・リンゴなど】

ラム酒漬けにおすすめのフルーツは、レーズンやイチジク(フィグ)などのドライフルーツです。

ドライフルーツはスーパーやネットショップで扱っているため入手しやすく、ラム酒の風味をよく吸収してくれます。

ミックスドライフルーツを購入すれば、レーズンやクランベリー、アプリコットなどのさまざまなフルーツが味わえるでしょう。

ドライフルーツだけでなく、リンゴやモモといったフレッシュフルーツもラム酒漬けにおすすめです。

ラム酒を吸いこむことで果物の香りが一層華やかになり、そのままデザートとして楽しめますよ。

 

ラム酒漬けのフルーツの作り方

ラム酒漬けフルーツの作り方を紹介します。

用意するもの

  • ドライフルーツ
  • ラム酒
  • 密閉できる瓶

作り方

  1. 大きいフルーツは刻んでおく
  2. ドライフルーツをザルにあけ、熱湯をかけて軽く洗う
  3. 水気をきり、ペーパータオルで丁寧に拭いておく
  4. 煮沸消毒した瓶にフルーツとラム酒を入れる(手で触らず箸やスプーンを使う)
  5. フルーツの表面が浸るくらいまでラム酒を注ぎ入れる
  6. 瓶を密閉して、ひと晩~1カ月程度漬け込む

ドライフルーツがオイルコーティングされている場合は、ラム酒に浸ける前にお湯でオイルを落とします。

カビの原因になるため、水気はよく拭いてフルーツを素手で触ることは避けましょう。

ひと晩浸けておけばラム酒の風味がフルーツに移ります。

なお、3〜4週間ほど浸けておくとアルコールのかどが薄まり、フルーツがラム酒を吸ってだんだん膨らんでいきます。

長期間浸ける場合は、ラム酒が足りているかこまめに様子を見て、減った分を継ぎ足すようにしましょう。

 

ラム酒漬けのフルーツの使い方【パウンドケーキ・レーズンバターなど】

ラム酒漬けのフルーツはそのまま食べるだけでなく、パンやクラッカーに添えたり、アイスクリームのトッピングとしてもおいしく食べられます。

お菓子作りにも活用できるので、スイーツ好きの方はぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

パウンドケーキにラム酒漬けのドライフルーツを入れれば、ラム酒の香りやフルーツの酸味と食感が楽しめるスイーツとなります。

使用するフルーツの種類が多いとお菓子の味に幅が出るため、ミックスフルーツを入れるのも良いでしょう。

パウンドケーキだけでなく、レーズンバターやチーズケーキ、スコーンといったお菓子作りにもラム酒漬けのフルーツは活躍します。

お菓子の詳しいレシピを知りたい方は「ラム酒をお菓子作りに使うのはなぜ?相性の良い理由とレシピを紹介」の記事も参考にしてみてください。

 

ラム酒漬けのフルーツにおすすめのラム酒

ラム酒漬けのフルーツにおすすめのラム酒は、ダークラムです。

ダークラムの中でも、ジャマイカ産の「マイヤーズラム オリジナルダーク」は入手しやすく、使いやすいラム酒といえるでしょう。

マイヤーズラムは、濃厚で豊かな香りを持つ4年熟成のダークラムで、バニラ香・キャラメル香が特徴です。

フルーツを漬け込めば、コクのある風味と甘い香りがフルーツにしっかりと移るでしょう。

フルーツと相性の良いマイヤーズラムは、ストレートやオンザロックで飲んでもおいしい人気のラム酒です。

 

スパイスドラムを飲む

ラム酒の中には、フルーツやスパイスを漬け込んで製造されている「スパイスドラム」という種類があります。

スパイスドラムとおすすめの種類を紹介していきましょう。

  • スパイスドラムとは
  • おすすめのスパイスドラム
  • スパイスドラムの飲み方

スパイスドラムとは

スパイスドラムとは、ラム酒にハーブやスパイス、果物を漬け込んで製造されている風味豊かなラム酒のことです。

漬け込まれる材料はシナモンやバニラ、オレンジピールなどで、それらの組み合わせがラム酒に独特の風味をもたらします。

スパイスやハーブの組み合わせが複雑で奥深い味わいを生み、クリアな味わいのラム酒とは異なる独特の味を楽しめるのが、スパイスドラムの魅力といえるでしょう。

おすすめのスパイスドラム

おすすめのスパイスドラムは、次の3銘柄です。

  • クラーケン ブラック スパイスドラム
  • キャプテンモルガン スパイスドラム
  • セイラージェリー・スパイスド

「クラーケン ブラック スパイスドラム」は、ラベルに大きなタコが描かれたユニークなデザインのスパイスドラムです。

漬け込まれているのは柑橘・バニラ・シナモン・オールスパイス・クローブ・コショウなどで、スパイスの複雑な味わいが楽しめます。

「キャプテンモルガン スパイスドラム」はプエルトリコ産ゴールドラムに、バニラスパイスとトロピカルフレーバーを加えて造られた香り豊かなラム酒です。

甘いバニラ香と、果物やスパイスのフレーバーが楽しめる飲みやすいスパイスドラムです。

「セーラージェリー・スパイスド」はカリブ海域のヴァージン諸島で蒸留されており、バニラやライムといった天然のフレーバーがブレンドされています。

カスタードのような甘い香り、アプリコットやパパイヤを思わせるフルーティーな香りが楽しめる、甘口のスパイスドラムです。

スパイスドラムの飲み方

スパイスドラムの個性を堪能したいなら、ストレートやロックスタイルで飲むのがおすすめです。

複数のスパイスから生まれる個性的な味をダイレクトに味わえ、アレンジとしてライム果汁を少し搾り入れるのも良いでしょう。

ライムの酸味が、ラム酒の味わいをキリッと引き締めてくれます。

また、スパイスドラムはカクテルベースとしても楽しめます。

モヒートやキューバリブレといった定番カクテルに使えば、スパイスがアクセントとなった新鮮な味わいが楽しめますよ。

 

ラム酒とフルーツのカクテルを飲む

最後に、ラム酒とフルーツのペアリングが楽しめるカクテルを4種類紹介します。

  • ティポンシュ
  • ラムパンチ
  • マイタイ
  • イスラ・デ・ピノス 

紹介する4種のカクテル以外にも、ラム酒にはたくさんのカクテルレシピが存在します。

おすすめのカクテルをさらに知りたい方は「ラム酒のカクテル16選|おすすめのロング・ショートドリンクを紹介」の記事も参考にしてみてください。

 

ティポンシュ(Ti' Punch)

ティポンシュ(Ti’ Punch)はラム酒・ライム・シロップを混ぜ合わせたシンプルなカクテルです。

「Ti」とはフランス語の「petit」のこと、つまり「小さな」という意味です。

「Punch」は「混ぜ合わせた飲み物」という意味で、ティポンシュを直訳すると「小さなパンチ」という意味になります。

材料

  • ホワイトラム:50ml
  • ライム:1/6個
  • シュガーシロップ:5~10ml

作り方

  1. 氷の入ったロックグラスにライムを搾り入れる、ライムもグラスに入れる
  2. ホワイトラムとシロップを入れ、よく混ぜる

 

ラムパンチ(Rum Punch)

ラムパンチはラム酒にフルーツやジュース、砂糖やスパイスを混ぜ合わせて作るカクテルです。

ラム・アランジェと異なる点は混ぜておく期間で、ラム・アランジェは数日〜数カ月の漬け込み期間を要しますが、ラムパンチはカクテルとしてその場で混ぜ合わせて楽しむ飲み物です。

使用するフルーツやジュースの分量に決まりはなく、使うラム酒の種類も自由。

柑橘系のレモンやオレンジ、パイナップル、マンゴー、キウイ、モモなど、好みで入れてみてください。

ラムパンチのレシピを一つご紹介するので、レシピを目安にオリジナルのラムパンチを作ってみてください。

材料(1人分)

  • ホワイトラム(もしくはダークラム):30 ml
  • パイナップルジュース: 60 ml
  • オレンジジュース: 30 ml
  • ライムジュース:15 ml(1/4個分)
  • グレナデンシロップ :10ml
  • オレンジスライス、レモンスライス、ライムスライス:適量

作り方

  1. パンチボウルに人数分のジュースとラム酒を入れ混ぜ合わせる
  2. フルーツのスライスをボウルに浮かべ、冷蔵庫で冷やしておく
  3. グラスに注ぎ、フルールスライスを飾ってストローを添える

 

マイタイ (Mai Tai)

「最高」という意味を持つマイタイ (Mai Tai)はパイナップルジュースやオレンジジュースを使ったフルーティーなカクテルです。

甘みと酸味が調和したトロピカルな味わいで、カクテルの女王とも称されています。

材料

  • ホワイトラム:45ml
  • ホワイトキュラソー:5ml
  • パイナップルジュース:15ml
  • オレンジジュース:20ml
  • レモンジュース:5ml
  • ダークラム:10ml

作り方

  1. 大型のグラスにクラッシュドアイス(あらく砕いた粒状の氷)を詰める
  2. ダークラム以外の材料をシェークし、グラスに注ぐ
  3. ダークラムを静かに注ぎ、表面にフロートする
  4. チェリーやパイナップルを飾り、ストローを添える

 

イスラ・デ・ピノス (Isla de Pinos)

イスラ・デ・ピノスは、グレープフルーツとラム酒で作る甘酸っぱいカクテルです。

イスラ・デ・ピノス(Isla de Pinos)はスペイン語で、「パイナップルの島」「パイン島」と訳せ、パイン島とはキューバの特別自治体である島のこと。

現在はフベントゥド島(Isla de la Juventud)に改称されており、グレープフルーツをはじめとする柑橘系果実の生産地として知られています。

材料

  • ホワイトラム:45ml
  • グレープフルーツジュース:45ml
  • シュガーシロップ:5ml
  • グレナデンシロップ:5ml

作り方

  1. 材料全てをシェークする
  2. 氷を入れたワイングラス、もしくはゴブレットにシェークした液体を注ぐ
  3. ストローを添える

 

 

最後に

ラム酒とフルーツを楽しむ4つの方法をご紹介しました。

漬けラムやラム酒漬けのフルーツ、スパイスドラムやカクテルなど、ラム酒とフルーツのペアリングはさまざまな方法で楽しめます。

複雑な香りや味わいが堪能できるだけでなく、ちょっとしたアレンジで数多くのバリエーションが生み出せるのも、ペアリングの大きな魅力といえるでしょう。

その中でもぜひ試してほしいのは、好みのフルーツを使ったラム・アランジェです。

自家製ラム・アランジェは、果実の甘酸っぱさとラム酒の風味が同時に味わえる魅力たっぷりのオリジナルドリンク。

自由な発想で、世界に一つしかないラム・アランジェを作ってみてはいかがでしょうか。

 

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