ラム酒を飲む際に「どんな飲み方があるのだろう」と思ったことはありませんか?
いつも決まった飲み方をしている方なら、「いつもと違う飲み方を試したい」と思ったこともあるのではないでしょうか。
ラム酒の飲み方にはストレートやロックなど複数の種類があり、ジュースや果物を加えればカクテルとして楽しめます。
いつもの飲み方にほんの少しアレンジを加えるだけでも味わいが変化するので、その日の気分で飲み方を変えるのも楽しいものです。
今回は、ラム酒を飲む際に知っておきたい15種類の飲み方を紹介します。
ラム酒をおいしく飲むポイントや自宅で作れるカクテルレシピも紹介しますので、ラム酒を存分に楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください。
ラム酒はどう飲む?おすすめの飲み方・割り方
ラム酒のおすすめの飲み方について、次の2つの項目に分けて解説します。
- おいしく飲むポイント
- 初心者向けの飲み方
いろいろな飲み方を試す前に、まずは自分の好みに合ったラム酒を選ぶことも大切です。
ラム酒にはライトな飲み口の「ホワイトラム」や芳醇な樽香の「ダークラム」といった種類があり、同じラム酒でも味わいは大きく異なります。
ラム酒の種類と特徴を詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてみてください。
おいしく飲むポイント
ラム酒をおいしく飲むポイントは「グラス」と「温度」にこだわることです。
まず「グラス」は、ラム酒の飲み方に合わせて選ぶようにしてみてください。
ロックで飲む場合はロックグラス、ストレートで飲む場合はシェリーグラスやブランデーグラスなど、適切なグラスを選べばラム酒の風味がより豊かに感じられます。
特にストレートで飲む場合は、選ぶグラスによって香りの感じ方が変化するので、いろいろなグラスで試してみるのも楽しいでしょう。
ラム酒をジュースや炭酸で割って飲む場合は、タンブラーが便利です。
コップともいわれる200~300ml程度の容量のグラスで、タンブラーは氷の入ったロングカクテルを飲むのに適しています。
次に、ラム酒をおいしく飲む「温度」を解説します。
ラム酒は常温で飲めば香りや甘みを感じやすく、中には果実味の芳醇さが一層際立つ銘柄もあります。
一方、冷やして飲めばキリリとしたさわやかさが楽しめ、銘柄によってはビターな香りが強まるラム酒もあります。
自分好みの味わいになるように、銘柄の個性も踏まえつつ温度に配慮してみてください。
正解はないので、自由に試してみてくださいね。
初心者向けの飲み方
ラム酒を初めて楽しむ方におすすめしたいのは、銘柄本来の味が楽しめる「ロック」や「ストレート」といったシンプルな飲み方です。
まずは少量から試してみて、飲みにくい場合はライムやレモンといった柑橘系のフルーツを搾り入れてみてください。
ほのかな酸味が加わり、飲みやすくなりますよ。
ラム酒を甘くして味わいたい方は、カクテルの「キューバリブレ」がおすすめです。
食中酒としてラム酒を味わうなら、ソーダ割りやカクテルの「ラムバック」がよいでしょう。
好みと飲むシチュエーションに合わせた飲み方で、ラム酒を味わってみてください。
ラム酒の飲み方7選|ストレート・ロックなど
ここからは、ラム酒の飲み方を7種類紹介します。
- ストレート
- ロック
- ソーダ割り
- 水割り
- お湯割り
- 牛乳割り
- コーヒー割り
おいしく作るコツや割り方も合わせて解説しますので、興味のある飲み方があればぜひ家で試してみてくださいね。
ストレート
ストレートは銘柄の香りや風味をそのまま楽しむ飲み方で、おいしいラム酒を手に入れたらぜひ試してほしい飲み方です。
使用するグラスはショットグラスやテイスティンググラス、飲み口のすぼまったブランデーグラスなどがよいでしょう。
お気に入りのグラスにラム酒を注げばストレートの完成です。
香りをじっくり楽しみたいなら常温で、さっぱりライトに楽しむなら冷やして飲んでみてください。
ロック
ロックは氷の入ったグラスにラム酒を入れる飲み方で、ストレートよりもぐっと飲みやすくなるのが大きな特徴です。
ラム酒を氷で冷やすとアルコールの揮発がおさえられるため、刺激を感じにくくなり、その分ラム酒の味わいがまろやかに感じられます。
水が溶けて混ざることで味わいがだんだんと変化していき、その過程を楽しめるのもロックの魅力といえるでしょう。
ロックで飲む場合は、飲み口が広くて背の低いロックグラスを使用します。
氷選びも重要で、可能であれば市販の氷を使ってみてください。
市販の氷のほうが水道水で作る氷よりも溶けにくく、雑味が少ないため、ラム酒のおいしさが引き立ちますよ。
ソーダ割り
ソーダ割りはラム酒を炭酸水で割る飲み方で、爽快感があり食中酒としておすすめです。
グラスはタンブラーを使い、分量はラム酒1に対してソーダ3〜4ほど。
背の高いグラスにたっぷり氷を詰めたらラム酒を注ぎ、軽く混ぜて氷とラム酒をなじませてからソーダを注ぎましょう。
ソーダを注ぐ際はなるべく氷に当てないように、静かに注ぐのがおいしく作るポイントです。
ソーダ割りにホワイトラムを使うと、和食や洋食などのさまざまな料理に合う飲みやすい食中酒に仕上がります。
一方、ゴールドラムやダークラムを使うと、甘みやコクを感じるカクテルのような仕上がりになるでしょう。
水割り
ラム酒を水で割るとまろやかな味わいになり、アルコール度数も下がるのであまりお酒が強くない方におすすめです。
水割りの基本はお酒1に対して割り水2〜2.5程度の分量ですが、ラム酒には水で割ると繊細な風味が薄れてしまう銘柄もあるため、まずは1:1で試してみてください。
ラム酒と水1:1の割合で飲む場合、氷を入れれば「ハーフロック」、氷なしの場合は「トワイスアップ」という飲み方になります。
必要に応じて少しずつ水を足して、好みの割合で水割りを作ってみてください。
お湯割り
寒い冬におすすめの飲み方がラム酒のお湯割り、ホットラムです。
分量はラム酒1に対してお湯2〜3程度で、耐熱グラスにラム酒とお湯を注いで優しく混ぜればお湯割りの完成です。
お湯割りにはコクのあるゴールドラムやダークラムがおすすめで、砂糖やハーブを入れたアレンジを楽しむのもよいでしょう。
ラム酒は温めると甘みが強調されるので、砂糖を入れなくてもかすかな甘さが感じられますよ。
牛乳割り
牛乳割りはラム酒を牛乳で割る飲み方で、ラム酒の優しい甘さがお菓子のように感じられる飲み方です。
分量はラム酒1に対して牛乳2〜3の割合で、冷たい牛乳でも温めた牛乳でも楽しめます。
コクを出したい場合は、生クリームを少量加えてもよいでしょう。
甘みに砂糖やハチミツ、メープルシロップなどを加えるのもおすすめです。
使用するラムの種類は、牛乳の存在感に負けない、ボディの強いダークラムやゴールドラムを使ってみてください。
コーヒー割り
ラム酒のコーヒー割りは、コーヒーの苦みとラム酒の甘みを味わえるユニークな飲み方です。
1杯のホットコーヒーにラム酒を10mlほど足せばラム風味のコーヒーの完成で、好みでミルクや砂糖を加えるのもおすすめです。
アイスコーヒーでラム酒を割る場合は、濃いめに抽出したコーヒー3に対してラム酒を1加え、たっぷりの氷と混ぜて作ってみてください。
コーヒー割りに合うラム酒は、ゴールドラムやダークラムがよいでしょう。
コーヒーは香りと苦みが強いため、風味のしっかりしたラム酒を使い、コーヒーとラム酒の掛け合わせを楽しんでみてください。
ラム酒の飲み方・カクテル9選|家で作れる簡単レシピ
数あるラム酒のカクテルの中から、今回は家で作れるカクテルレシピを9種類紹介します。
- キューバリブレ
- ラムバック
- ラムトニック
- ソルクバーノ
- モヒート
- ティポンシュ
- クバニート
- グロッグ
- ホット・バタード・ラム
シェーカーなどの専用ツールがなくても、材料をそろえれば簡単に作れるレシピを集めました。
ラム酒のさまざまな飲み方を試したい方は、ぜひカクテルメイクにチャレンジしてみてください。
キューバリブレ(Cuba Libre)
キューバリブレは「キューバリバー」「クバ・リブレ」などとも呼ばれるカクテルで、ラム酒をコーラで割った飲みやすいカクテルです。
材料
- ホワイトラム:45ml
- ライム:1/4個
- コーラ適量
作り方
- タンブラーにライムを搾り、搾ったライムも入れる
- 氷を入れてホワイトラムを注ぎ、軽く混ぜてなじませる
- コーラを注いでグラスを満たす
- 軽く混ぜる
キューバリブレはキューバが独立した際の合言葉「Viva Cuba Libre(自由なるキューバよ、万歳!)」にちなんで作られました。
ラム酒の香りとライムの酸味、コーラの甘さがピッタリマッチした爽快感のあるカクテルです。
ラムバック(Rum Buck)
ラムバックはラム酒をジンジャーエールで割って作るカクテルで、炭酸の爽快感とレモンの酸味が楽しめるカクテルです。
ラムバックの「バック(buck)」とは牡鹿のことで、蒸留酒にフルーツ果汁を加えてジンジャーエールで割るカクテルスタイルを指します。
牡鹿のようにキックのあるカクテルということで、この名が付きました。
材料
ホワイトラム:45ml
- レモン:1/8個
- ジンジャーエール:適量
作り方
- タンブラーにレモンを搾り、搾ったレモンも入れる
- 氷を入れてホワイトラムを注ぎ、混ぜてなじませる
- ジンジャーエールを注いでグラスを満たす
- 軽く混ぜる
辛口のジンジャーエールを使えば刺激的なカクテルになり、甘口を使えば飲みやすいジンバックに仕上がりますよ。
ラムトニック(Rum and Tonic)
ラムトニックはラム酒をトニックウォーターで割ったシンプルなカクテルで、トニックウォーターのほのかな苦味が楽しめます。
同じトニックウォーター割りのカクテルでは、ジントニックが有名ですね。
材料
- ホワイトラム:45ml
- ライム:1/8個
- トニックウォーター:適量
作り方
- タンブラーにライムを搾り、搾ったライムも入れる
- 氷を入れてラムを注ぎ、軽く混ぜる
- トニックウォーターを注いでグラスを満たす
- 軽く混ぜる
使用するトニックウォーターのメーカーを「カナダドライ」や「ウィルキンソン」にすると甘めに仕上がります。
「シュエップス」のトニックウォーターを使えば少しドライな仕上がりになるので、好みで使い分けてみてください。
ソルクバーノ(Sol Cubano)
ソルクバーノはすっきりした甘さのカクテルで、名前のSol Cubanoは「キューバの太陽」という意味です。
1980年に開催された、サントリーのカクテルコンペティションでグランプリを受賞したカクテルの1つで、長く愛されているラムカクテルです。
材料
- ホワイトラム:45ml
- グレープフルーツジュース:45ml
- トニックウォーター:適量
作り方
- タンブラーに氷、ラム、グレープフルーツジュースを入れる
- よく混ぜて、トニックウォーターを注いでグラスを満たす
- 軽く混ぜる
市販のジュースではなく生のグレープフルーツを搾って使用すると、さらに風味がアップします。
生のグレープフルーツは市販のジュースよりも甘みが少ないため、使用する場合は1/2個分を搾って多めに果汁を入れるようにしてみてください。
モヒート(Mojito)
キューバ生まれのモヒートは、ラム酒の代表的なカクテルです。
氷はクラッシュドアイス(細かく砕いた氷)を使用しますが、なければキューブアイスやかち割り氷で代用しても構いません。
クラッシュドアイスは氷をハンマーやアイスピックで細かくしたり、氷対応のフードプロセッサーにかけたりして作れます。
材料
- ホワイトラム:45ml
- ライムジュース:15ml(ライム1/2個程度)
- シュガーシロップ:10ml
- スペアミント:10g
- ソーダ:適量
- クラッシュドアイス:適量
作り方
- タンブラーにライムジュース、もしくはフレッシュライムの果汁を入れる
- シュガーシロップ、ミントを入れる
- すりこぎ棒などで軽くつぶしながら混ぜる
- クラッシュドアイスを入れてグラスを満たす
- ラムを注いで混ぜる
- ソーダでグラスを満たし、軽く混ぜる
シュガーシロップの代わりに角砂糖やブラウンシュガーを使ってもおいしく作れます。
砂糖の種類や量を調整して、好みのモヒートを作ってみてください。
ティポンシュ(Ti' Punch)
ティポンシュとはフランス語で「小さいパンチ」という意味で、グラス1杯分で作るミニサイズのラム・パンチを表しています。
ティポンシュは、ラム酒にライムとシュガーシロップを混ぜるだけのシンプルなラム・パンチです。
材料
- ホワイトラム:50ml
- ライム:1/6個
- シュガーシロップ:5~10ml
作り方
- ロックグラスに氷を入れてライムを搾り、搾ったライムも入れる
- ラムとシュガーシロップを入れてよく混ぜる
材料を入れて混ぜるだけの簡単なカクテルで、ラム酒のフレッシュな味わいが楽しめます。
飲みやすいカクテルですがアルコール度数は高いので、少しずつ飲むようにしてみてくださいね。
クバニート(Cubanito)
クバニートはキューバでは定番のスパイシーなカクテルで、ウォッカとトマトジュースで作るブラッディ・メアリーのラム版といったところでしょうか。
カクテルの中でも数少ない、塩味を感じるユニークなドリンクです。
材料
- ホワイトラム:30ml
- レモンジュース:10ml(レモン1/4個程度)
- トマトジュース:適量
- ウスターソース:少々
- タバスコ:少々
- 塩:少々
- コショウ:少々
作り方
- タンブラーにレモンジュース、もしくはフレッシュレモンの果汁を搾り入れる
- ラム、ウスターソース、タバスコ、塩、コショウを入れて混ぜ合わせる
- グラスに氷を入れて混ぜる
- トマトジュースを注いでグラスを満たし、なじませるように混ぜる
イメージ画像のようにセロリやオリーブ、レモンスライスなどを飾ると、ぐっと華やかさが増します。
ウスターソースやタバスコ、塩・コショウは好みで使用してみてください。
グロッグ(Grog)
グロッグは、ダークラムの甘い芳香が楽しめるホットカクテルです。
グロッグの由来は、ラム酒に水を混ぜることを考えたイギリス海軍提督のあだ名「Old Grog」。
また、酔ってふらふらする状態を表す「グロッキー」は、グロッグを飲んで酩酊した者を指す言葉、グロッギー (groggy)が由来です。
材料
- ダークラム:45ml
- レモンジュース:15ml
- 角砂糖:1個
- シナモンスティック:1個
- 熱湯:適量
作り方
- 取っ手付きの耐熱グラスにラム、レモンジュース、角砂糖を入れる
- 熱湯を注いで軽く混ぜる
- シナモンスティックを飾る
完成したら、最後にグローブを3粒ほど入れるのもおすすめです。
ラム酒の香りを存分に楽しんでみてください。
ホット・バタード・ラム(Hot Buttered Rum)
ホット・バタード・ラムは、バターのコクがクセになる冬に飲みたいホットカクテルです。
クリーミーなバターがラム酒の甘さとスパイシーさを引き立たせてくれ、冷たいカクテルとは異なるラム酒のおいしさを味わえます。
材料
- ゴールドラム:45ml
- バター:10g
- 角砂糖:1個
- 熱湯:適量
作り方
- 取っ手付きの耐熱グラスに、ラムと角砂糖を入れる
- 熱湯を注いで軽く混ぜる
- バターを浮かべて、マドラーやスプーンをそえる
熱湯の代わりにホットミルクを入れると、「ホット・バタード・ラム・カウ」というカクテルになります。
ホット・バタード・ラム・カウはより濃厚な味わいで、眠る前に飲むナイトキャップにピッタリのカクテルです。
種類別・ラム酒の飲み方|ホワイトラム・ゴールドラム・ダークラム
ラム酒の種類と、種類別のおすすめの飲み方を紹介します。
ラム酒は「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」に分類でき、蒸留後の熟成期間によって区別されます。
種類 |
樽熟成の期間 |
ホワイトラム |
樽熟成なし |
ゴールドラム |
2カ月~3年未満 |
ダークラム |
3年以上 |
3種のラム酒はそれぞれ異なる特徴を持っており、ここからは、その特徴とおすすめの飲み方を解説していきます。
ホワイトラムの飲み方
樽熟成を行わないホワイトラムは軽い酒質が特徴で、冷やして飲んだりカクテルにして飲んだりするのがおすすめです。
銘柄本来の香りや味を楽しみたい場合は、常温のストレートやトワイスアップで飲んでみてください。
アルコールの刺激や荒々しさを感じる場合は、氷を入れてロックにして少しずつ飲んでみるとよいでしょう。
ホワイトラムはジュースやフルーツなどの割り材との相性も良いので、カクテルにして気軽に楽しむのもおすすめです。
ゴールドラムの飲み方
2カ月〜3年未満の樽熟成を経てつくられるゴールドラムは、樽由来のリッチな香りと甘みが特徴で、さまざまな飲み方で楽しめるオールマイティーなラム酒です。
ストレートやロック、水割りはもちろん、お湯割りや牛乳割りでも風味が損なわれないためおいしく飲めます。
カクテルにすれば、ゴールドラムならではの風味が効いたリッチな味わいのドリンクになるでしょう。
ゴールドラムが1本あれば、さまざまな飲み方でラム酒を味わえますよ。
ダークラムの飲み方
ダークラムもゴールドラムと同様にさまざまな飲み方で楽しめますが、おすすめの飲み方はロックやストレートです。
3年以上にわたって熟成されたダークラムは、樽由来の香りと濃縮されたサトウキビの風味、コクが大きな特徴。
ロックやストレートで味わえば、ダークラムの甘さやカカオの香り、果実香やバニラ香などが堪能できるでしょう。
ダークラムは余韻も比較的長いので、飲んだ後に口に残る香りや変化する味わいを楽しむのもおすすめです。
ラム酒のおすすめの銘柄
さまざまな飲み方を試すときにおすすめしたい、3銘柄のラム酒を紹介します。
- バカルディ(Bacardí)
- ハバナクラブ(Havana Club)
- マイヤーズラム(Myers's Rum)
これらの銘柄はカクテルにしても飲みやすく、入手しやすい点も魅力のラム酒です。
何を買えばよいか迷っている方は、この3銘柄から始めてみてはいかがでしょうか。
バカルディ(Bacardí)
バカルディは世界各国のバーテンダーから絶大な信頼を得ているラムブランドで、カクテルベースとしてよく使用されているラム酒です。
豊富なラインナップがあり、まずおすすめしたいのは以下の3銘柄です。
- バカルディ スペリオール
- バカルディ ゴールド
- バカルディ ブラック
バカルディのラム酒はスムースで非常に飲みやすい点が特徴で、ラム初心者の方の最初の1本としておすすめです。
ハバナクラブ(Havana Club)
キューバ生まれのハバナクラブは、世界のラム愛好家に長く支持を受け続ける老舗ブランドです。
モヒートをはじめとするキューバ発祥のカクテルによく使用されている銘柄は、次の2つです。
- ハバナクラブ 3年
- ハバナクラブ 7年
「ハバナクラブ 3年」はオーク樽で熟成されており、木の香りとスモーキーな味わいが楽しめるユニークな味わいのラム酒。
「ハバナクラブ 7年」は甘さとスパイシーさを兼ね備えた複雑な味わいで、3年・7年どちらの銘柄もカクテルやロックで楽しめます。
マイヤーズラム(Myers's Rum)
ジャマイカのマイヤーズラムは、かつて砂糖農園の主だったフレッド・ルイス・マイヤーズが立ち上げたラムブランドです。
そんなマイヤーズラムでおすすめしたい銘柄は、マイヤーズのフラッグシップともいえるダークラムです。
- マイヤーズ ラム オリジナルダーク
マイヤーズ ラム オリジナルダークは、ホワイトオーク樽で4年ほど熟成させた原酒がブレンドされた深みのある味わいが特徴です。
香りは濃厚でコーヒー豆や焼きリンゴのような香味が含まれており、そのまま飲んでもカクテルで飲んでもおいしいダークラムです。
最後に
ラム酒の飲み方や、自宅で作れるカクテルを紹介しました。
今回紹介した飲み方や割り方の分量は、ほんの一例に過ぎません。
参考程度にとどめていただき、ぜひ自分好みのラム酒の飲み方を探ってみてください。
ラム酒はどんな飲み方でも楽しめる大らかなお酒である反面、グラスや温度を変えるだけで風味が変化する繊細さも併せ持っています。
さまざまな飲み方を試して、ラム酒の繊細な一面も楽しんでみてはいかがでしょうか。