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ラム酒の度数は高い?他のお酒との比較とおすすめの飲み方を解説 by TRUCK Japanese Rum

ラム酒の度数は高い?他のお酒との比較とおすすめの飲み方を解説 
by TRUCK Japanese Rum

執筆
浅野まむ ライター

TRUCK Japanese RumのWebライティングを担当。元バーテンダーで、認定資格「ウイスキーエキスパート」を所持。 スピリッツ全般の専門知識をもとに記事を執筆している。

監修
善利光雅 TRUCK Japanese Rum 代表

2023年にTRUCK Japanese Rumを設立。企画・原料選定から蒸留設計まで携わるプロデューサー。 和歌山県出身。

ラム酒とはサトウキビを原料につくられる蒸留酒で、原料由来の甘い香味を持つお酒です。

カクテルの材料としても人気のあるラム酒ですが、「一体どれくらいのアルコール度数なのだろう」と疑問に思うことはないでしょうか。


ラム酒は他のお酒に比べてアルコール度数の高い銘柄が多く、飲み過ぎると気づかないうちに酔い過ぎる恐れがあります。

本記事では、そんなラム酒のアルコール度数について、他のお酒と比較しながらわかりやすく解説します。

度数の高いラム酒ランキングやカクテルのアルコール度数、初心者向けの飲み方も紹介しますので、ラム酒の魅力を味わいつつ適量を心がける秘訣を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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ラム酒の基本

ラム酒とはサトウキビを原料とする蒸留酒で、カリブ海域で生まれたお酒です。

ウォッカ・テキーラ・ジンと並ぶ4大スピリッツのひとつで、厳しい製造規定や生産地の制限がなく、世界各地でつくられています。

製法は自由であるためバラエティーに富んでいて、生産地域によって原料の加工や製造方法が異なり、さまざまな味わいのラム酒が存在します。

製法で分類するなら「トラディッショナルラム」「アグリコールラム」「ハイテストモラセスラム」といった種類があり、風味で分けるなら「ライトラム」「ヘビーラム」といった分類が可能です。

ラム酒の種類をさらに詳しく知りたい方は「ラム酒の種類 |バリエーション豊かなカリブ生まれの蒸留酒」の記事も参考にしてみてください。

 

ラム酒のアルコール度数とは

ラム酒の平均的なアルコール度数はおよそ40〜50%程度で、銘柄によって数値は異なります。

日本酒や焼酎と比較すると度数は高いので、ストレートやロックで飲む際はお水を用意して交互に飲むようにすると良いでしょう。

少量でアルコール量は多く含んでいるので、少しずつ楽しむのがおすすめです。

 

「度」「%」「プルーフ」の違い

「度」「%」「プルーフ」とは飲料に含まれるアルコールの割合を表す単位で、「度」と「%」に違いはありません。

一方、「プルーフ」は「度」「%」とは異なり、「アメリカンプルーフ(USプルーフ)」と「ブリティッシュプルーフ(UKプルーフ)」の2つに分けられます。

 

「度」「%」

酒税法において、アルコール分は「温度15度の原容量100分中に含有するエチルアルコールの容量をいう」と規定されており、それを「度」または「%」と表します。

つまり、アルコール度数が40%、あるいは40度と表示されたラム酒は、どちらも100ml中に40mlのアルコール分が含まれていることを表しています。

 

「プルーフ」

「プルーフ(Proof)」はアメリカやイギリスで使われる単位で、「度」「%」とは表す容量が異なります。

 

まず、アメリカでは「水を0プルーフ、アルコール100%を200プルーフ」としており、数値を0.5倍にすると日本のアルコール度数と同じ数値になります。

たとえば80プルーフの場合はアルコール度数は40%ということになり、これを「アメリカンプルーフ」とも呼びます。

一方、イギリスのプルーフはやや複雑で「水を0プルーフ、アルコール分57.1%を100プルーフ」としています。

数値を0.571倍にした数値がアルコール度数と同一になるため、70プルーフなら40%、175プルーフなら100%となります。

アメリカンプルーフに対し、こちらは「ブリティッシュブルーフ」と呼ばれます。

 

ラム酒の度数は高い?他のお酒と比較

ラム酒のアルコール度数はビールやワイン、リキュールなどと比べると高い傾向にあるといえます。

他のお酒のアルコール度数と比較してみましょう

種類

アルコール度数の目安

ラム酒

40~50%

ウイスキー

40~43%

焼酎

20~25%

リキュール

15~25%

日本酒

15%前後

ワイン

14%前後

ビール

4~6%

 

銘柄によってアルコール度数に幅はありますが、各お酒の基本的な度数は表のとおりで、ラム酒がアルコール度数の高い部類にあることがわかります。

ただし、ラム酒は香りが甘く口当たりがまろやかで、銘柄によってはとてもフルーティーです。

アルコールの刺激を感じにくい味わいの銘柄が多く、度数が高い割には飲みやすい口当たりのお酒といえるでしょう。

 

ラム酒の度数が高い理由

ラム酒のアルコール度数が高い理由は、ラム酒が「蒸留酒」だからです。

「蒸留酒」とはラム酒やウイスキー、ジンやウォッカといったのお酒のことで、名前のとおり蒸留を経てつくられます。

蒸留とは発酵してできたもろみを加熱し、蒸気となったアルコール分を冷却・凝縮する製法で、高濃度のスピリッツをつくることが可能です。

銘柄によっては蒸留を繰り返し、さらに高いアルコール度数の原酒をつくっているケースもあります。

一方、ビールやワイン、日本酒は「醸造酒」と呼ばれ、酵母の発酵作用を利用してつくられます。

発酵が進みアルコール濃度が一定以上なると酵母の活動は止まってしまうため、蒸留酒と比較すると高いアルコール度数にはなりにくいのが醸造酒です。

 

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ラム酒の糖質

ラム酒の原料はサトウキビなので「高糖質なのでは」と思われるかもしれませんが、ラム酒は低糖質です。

低糖質の理由は蒸留過程で糖質が少なくなるためで、できあがったラム酒100ml中に含まれる糖質は、わずか0.1g程度です。

ただし、ラム酒は低糖質ではあるものの、カロリーが低いわけではありません。

アルコールそのものが高カロリーであり、たとえばアルコール度数40%のラム酒には30mlあたり70kcal前後のカロリーが含まれています。

低糖質なので糖質制限をしている方には向いているお酒といえますが、カロリーはあるので過剰に飲酒しないように注意しましょう。

 

度数が高いラム酒|ランキング形式で紹介

ここからは、アルコール度数の高いラム酒をランキング形式で紹介します。

3位:ロンリコ151(Ronrico151) 75.5%

ロンリコ151は151プルーフ、つまり75.5%という高アルコール度数のラム酒です。

ロンリコは1860年にプエルトリコに誕生した歴史あるラムメーカーで、ロンリコという名前には「豊かな(rico)」「ラム(ron)」という意味が込められています。

アルコール度数が高いだけあってインパクトのある強烈な味わいで、ソーダやトニックウォーターで割ってもラム酒の風味をしっかり味わえる、フルボディのラム酒です。

2位:ストロー(Stroh) 80%

ストローはオーストラリアのラム酒で、アルコール度数は80%にものぼります。

セバスチャン・ストローという人物が1832年に蒸留所をつくって以来、190年以上も続く老舗のラムメーカーで製造されています。

ギフトやオーストラリアのお土産品として人気で、本国では料理・お菓子の風味付けとしても愛用されています。

1位:サンセット・ベリー・ストロング・ラム(Sunset Very Strong Rum) 84.5%

「サンセット・ベリー・ストロング・ラム」は、カリブ海域にあるセントビンセント・グレナディーン諸島で製造されてるホワイトラムです。

「Very Strong」と名が付くとおり、アルコール度数 84.5%という非常に強いお酒で、トロピカルフルーツやココナッツ、ココアの風味が楽しめます。

 

ラム酒カクテルのアルコール度数

ラム酒のアルコール度数は40〜50%程度ですが、カクテルになるとどのくらいの度数になるのでしょうか。

代表的なラムカクテルのアルコール度数を表にまとめて紹介します。

カクテル

アルコール度数の目安

ピニャコラーダ

7~10度

キューバリブレ

10~14度

モヒート

10~14度

マイタイ

24度前後

ダイキリ

28度前後

 

キューバリブレやモヒートはアルコール度数が低く、ワインと同じくらいの度数です。

アルコールの刺激を感じにくいため飲みやすく、食事とゆっくり楽しむ食中酒として最適といえます。

一方、マイタイやダイキリは比較的アルコール度数が高く、食前酒・食後酒として楽しむのがおすすめです。

ラム酒のカクテルはアルコール度数の強さや味わいの幅が広く、シーンや気分に合わせて選べる点が魅力といえるでしょう。

カクテルについてさらに詳しく知りたい方はラム酒のカクテル16選|おすすめのロング・ショートドリンクを紹介 の記事も参考にしてみてください。

 

初心者におすすめのラム酒の飲み方

ラム酒を飲み慣れていない方、アルコール度数の高さが気になる方におすすめの飲み方は「ロック」と「ソーダ割り」です。

ラム酒はアルコール度数が高いからこそさまざまな飲み方が楽しめ、ストレートでは刺激が強いと感じる方は、この二つの飲み方でじっくり味わってみてください。

 

ラム酒の「ロック」

大きめの氷を入れたロックグラスにラム酒を注げば、ロックの完成です。

氷が溶けて加水されると飲みやすくなり、時間とともにラム酒の味わいや香りが少しずつ変化します。

ゆっくりとラム酒を味わうのに最適な飲み方で、チェイサーと一緒に楽しんでも良いでしょう。

ラム酒の「ソーダ割り」

ソーダ割りはラム酒を炭酸水で割る飲み方で、たっぷりの氷を詰めたグラスにラム酒1、ソーダ3〜4の割合で作ります。

レモンやライムを搾り入れると爽快感が増して飲みやすくなり、料理と共に味わう食中酒としてもおすすめです。

ロックやソーダ割り以外にも、ラム酒はざまざまな飲み方で楽しめます。

さらに詳しく知りたい方は、ラム酒の飲み方15選|家でおいしく飲むポイントを紹介 の記事を参考にしてみてください。

 

最後に

ラム酒は甘い風味の蒸留酒で、基本的なアルコール度数は40%〜50%程度です。

サトウキビを原料とするお酒ですが実は低糖質で、ロックやソーダ割りにすればアルコールの刺激を和らげつつ、ラム酒の風味を楽しめます。

適量を守って飲み過ぎに注意しつつ、ラム酒の魅力を味わってみてください。

ラム酒は高いアルコール度数のため、お酒に飲み慣れていない方は無理をせず、必要に応じてチェイサーを挟みながら飲みましょう。

ラム酒の魅力を味わいつつ、健康的な飲酒を心がけることが大切です。