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ホワイトラムとは? ホワイトラムの飲み方・楽しみ方を解説 by TRUCK Japanese Rum

ホワイトラムとは? ホワイトラムの飲み方・楽しみ方を解説 
by TRUCK Japanese Rum

執筆
浅野まむ ライター

TRUCK Japanese RumのWebライティングを担当。元バーテンダーで、認定資格「ウイスキーエキスパート」を所持。 スピリッツ全般の専門知識をもとに記事を執筆している。

監修
善利光雅 TRUCK Japanese Rum 代表

2023年にTRUCK Japanese Rumを設立。企画・原料選定から蒸留設計まで携わるプロデューサー。 和歌山県出身。

ホワイトラム(White Rum)とは、サトウキビを原料につくられる蒸留酒ラム酒の種類のひとつで、無色透明のスピリッツです。

この透き通ったラム酒は、スムースな味わいから野性味あふれる味わいまで、さまざまな種類があります。

カクテルベースとして楽しめる一方、ストレートやロックで素材の味を楽しむこともできるお酒がホワイトラムです。

今回はホワイトラムの特徴や魅力、飲み方や楽しみ方をじっくりとご紹介します。

ラム酒初心者の方でも親しみやすい存在である「ホワイトラム」の世界を一緒に覗いてみましょう。

ホワイトラム(White Rum)とは

ホワイトラムとは樽熟成をさせていない無色透明のラム酒のことで、ホワイトラムの中には、蒸留後に少し黄色味がかった原酒を濾過して透明にしている種類もあります。

そんなホワイトラムについて、次の3つの項目にそって解説します。

  • ホワイトラムの魅力と特徴
  • ホワイトラムの産地
  • ホワイトラムと他のお酒との違い

ホワイトラムの魅力と特徴

原酒の樽熟成の有無で、ラム酒は「ホワイトラム」「ゴールドラム」「ダークラム」に分類され、世界でもっとも生産量が多いのがホワイトラムです。

ホワイトラムの原酒は樽ではなくステンレスタンクに詰められ、3〜12カ月ほど貯蔵されます。
タンクで寝かせた原酒は純水で加水調整され、ボトリング(瓶詰め)されればホワイトラムの完成です。

そんなホワイトラムの味わいは、ラム酒の製法によって大きく異なります。

「トラディショナル製法」「アグリコール製法」「ハイテストモラセス製法」の3つの製法のホワイトラムについて、味わいの違いをまとめました。

製法

原料(サトウキビ)の処理方法

ホワイトラムの味わい

トラディショナル

サトウキビジュースを煮つめ、砂糖の原料となる結晶化部分を取り除いた「糖蜜(モラセス)」を使用

クリアで軽い味わいを持つ

アグリコール

サトウキビジュースをそのまま全て使用

個性的でサトウキビ本来の甘みやうまみ、香りを持つ

ハイテストモラセス

サトウキビジュースを加熱して濃縮させたシロップ(ハイテストモラセス)を使用

トラディショナルとアグリコールの中間的な味わい

アグリコールに近いものは素材の風味が強い

 

トラディショナル製法のホワイトラムはクリアで雑味のない軽い味わいが魅力で、カクテルベースにも適しています。

一方、アグリコール製法とハイテストモラセス製法のホワイトラムは、サトウキビ本来の甘み、うまみ、香りが際立つ個性的な味わいが最大の魅力です。

原料の風味が強いので、このタイプのホワイトラムはストレート、ロック、ソーダ割りで楽しむのが一般的です。

このように、ホワイトラムは製法によってクリアな味わいから個性豊かなものまで幅広く、用途や嗜好に合わせて選べるのも魅力のひとつといえるでしょう。

ラム酒の製法やほかの種類について詳しく知りたい方は「ラム酒とは何か?原料や種類、蒸留酒の製法やカクテルを解説 」の記事も参考にしてみてください。

ホワイトラムの産地

ラム酒の主な産地はカリブ海の国々で、カリブ海諸国においては地元で消費するラム酒の約90%がホワイトラムです。

カリブ地域の中でもジャマイカやキューバ、マルティニークなどが有名で、数多くの場所でラム酒がつくられています。

カリブ地域にとどまらず、ラム酒は中央アメリカや南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアなどの世界各地で生産されています。

日本国内でも沖縄や鹿児島(徳之島)、東京(小笠原)、千葉、和歌山などの地域でラム酒がつくられており、国産ラムの個性に注目が集まっています。

ホワイトラムと他のお酒との違い

無色透明のスピリッツであるホワイトラムは、同じく透明のお酒である「ウォッカ」「ジン」「焼酎」とは異なる特徴があります。それぞれの違いを紹介していきましょう。

ウォッカとの違い

ホワイトラムとウォッカとの違いは、原料です。ホワイトラムはサトウキビが原料で、一方のウォッカはトウモロコシや小麦、大麦といった穀類やジャガイモなどからつくられています。また、ウォッカは蒸留後に白樺炭で濾過するため非常にクリアで、コクのある香りや味わいのホワイトラムとは風味が大きく異なります。

ジンとの違い

ホワイトラムとジンとの違いは、ウォッカと同じく原料にあります。

ジンの原料は大麦や小麦、ライ麦、トウモロコシといった穀類で、ジュニパーベリーという植物で風味付けされているのが、ジンの大きな特徴です。また、サトウキビを原料とするラムの香りは甘くフルーティーですが、ジンの香りはジュニパーベリー由来のウッディな香りやハーブが香ります。ホワイトラムとジンどちらも無色透明ですが、香りや味わいには大きな違いがあります。

焼酎との違い

ホワイトラムと焼酎との違いは原料にあり、特に本格焼酎に使用されている「麹」が最大の相違点です。本格焼酎は原料によって米焼酎・麦焼酎・芋焼酎・黒糖焼酎・泡盛など多くの種類があり、どれも発酵に麹が使われています。ホワイトラムは発酵時に酵母を使い、一般的に麹は使用しません。ホワイトラムと同じくサトウキビを原料とする黒糖焼酎も、麹が使用されているためホワイトラムとは風味が異なります。

  

ホワイトラムの飲み方

透き通った色合いからは想像できないほど、ホワイトラムの味は多種多様です。

さまざまな味わいのホワイトラムを堪能できる、おすすめの飲み方を3つ紹介しましょう。

  • ストレート
  • ロック
  • ソーダ割り

これら3つの飲み方以外にも、ホワイトラムはいろいろな飲み方で楽しめます。

詳しくは「ラム酒の飲み方15選|家でおいしく飲むポイントを紹介」の記事を参考にしてみてください。

ストレート

ストレートはホワイトラムに何も加えずそのまま飲むスタイルで、ラム酒の味をシンプルに楽しむ基本的な飲み方です。

飲む際の温度次第で、ホワイトラムの表情は変わります。

常温で飲めばホワイトラムの香りや甘みを感じやすく、空気に触れて徐々に変化する香りの変化も楽しめます。

ゆっくりと時間をかけて、ホワイトラムの奥深い香りを楽しむのにぴったりです。

一方、ホワイトラムを冷やして飲むと、すっきりとした爽快な味わいが際立ちます。

さっぱりとした飲み口で味わいたいなら、キリっと冷やして飲むと良いでしょう。

 

いずれのスタイルでも、ホワイトラムの持つフレッシュでフルーティーな香りと味わいが最大限に堪能できるのがストレートの醍醐味。

ストレートスタイルは、ホワイトラムそのものの魅力を感じられる飲み方といえますね。

 

ロック

ロックは、ホワイトラムの中に氷を浮かべて飲むスタイルです。

ストレートよりもアルコールの刺激を感じにくく、まろやかになるのでラム酒を飲み慣れていない人におすすめです。

氷が溶け出すとホワイトラムは少しずつ薄まり、アルコール度数が下がることで優しい味わいに変わります。

時間とともに氷が溶けて香りや味わいが変化していくことも、ロックスタイルならではの面白い点といえるでしょう。

 

ソーダ割り

氷の入ったグラスにホワイトラムを入れ、炭酸水で割って飲むのがソーダ割りです。

シンプルなソーダ割りはさわやかな味わいで、さまざまな料理を引き立てる食中酒にも最適。

甘く香るホワイトラムのソーダ割りは、和食にも洋食にも合う万能ドリンクといえます。

ソーダの分量はホワイトラム1に対して3〜4ほどの量が目安です。

たとえばラム酒を30ml程度入れるなら、ソーダは90〜120mlほどで割ってみてください。

レモンやライムを搾ったり、ミントを入れたりするアレンジを楽しむのもおすすめです。

食中酒でなくとも、洗練された味わいのホワイトラムをソーダ割りでじっくり味わうのも良いでしょう。

炭酸で割ることでホワイトラムのフレッシュさが際立ち、ストレートやロックとは違う味わいが楽しめます。

爽快感たっぷりのソーダ割りは、特に夏の暑い季節におすすめの飲み方です。

 

ホワイトラムをカクテルで楽しむ

ホワイトラムはカクテルベースとしても活躍します。

特に、トラディショナル製法のホワイトラムはジュースやリキュールと調和しやすく、カクテルにすればいろいろな味わいが楽しめます。

ホワイトラムで有名なカクテルといえば「マイタイ」や「ピニャコラーダ」といったトロピカルドリンク。

ショートカクテルなら、ドライな味わいの「XYZ」や「ダイキリ」、色鮮やかな「スカイダイビング」が人気ですね。

ホワイトラムのカクテルについてさらに詳しく知りたい方は「ラム酒のカクテル16選|おすすめのロング・ショートドリンクを紹介」をご覧ください。

 

ホワイトラムをラム・アランジェで(漬けラム)で楽しむ

ラム・アランジェとは、ラム酒にフルーツやハーブ、スパイスなどを漬け込んで作るドリンクのことです。

ホワイトラムはフルーツの香りと調和しやすく、漬け込んだ果実の味わいをしっかりと引き立ててくれます。

漬け込むフルーツに決まりはなく、好きなものを自由に入れて作れるのがラム・アランジェの魅力です。

漬ける時間はかかりますが、長期間漬けるほどホワイトラムとフルーツがなじんでいきます。

じっくり待って自分だけのこだわりの一杯を作り上げる楽しみも、ラム・アランジェの面白さといえるでしょう。
ラム・アランジェの作り方を詳しく知りたい方は「ラム酒とフルーツのペアリング|好相性の理由と4つの楽しみ方」を参考にしてみてください。

 

おすすめのホワイトラム「PLUM 62」

これまで解説したホワイトラムの魅力を体現した、和歌山県の国産ラムメーカーTRUCK Japanese Rumの「PLUM 62」をご紹介します。

「PLUM 62」は、力強い風味を持つアルコール度数62%のホワイトラムです。

ハイテストモラセス製法でつくられた「PLUM 62」は、こだわりの素材をそのまま味わえる逸品で、ロックやストレート、ソーダ割りなどで楽しめます。

フルーツとの相性も良く、特におすすめしたい飲み方はカクテルの「ティポンシュ」や「ラム・アランジェ」。

「PLUM 62」には梅由来の酵母が使用されているため梅酒の原酒に使用するのもおすすめで、フルーツと一体感のある香りが楽しめるでしょう。

また、「PLUM 62」は「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション 2025(Tokyo Whisky & Spirits Competition、以下TWSC)」において銅賞を受賞いたしました。
TWSCは、日本国内最大級のウイスキー・スピリッツ専門コンペティションであり、専門家によるブラインドテイスティング審査を経て評価が決定されます。
「PLUM62」は梅酵母ならではの繊細で芳醇な香味が評価され、初出品ながら受賞に至りました。

「PLUM 62」の詳細やおすすめの飲み方については、商品紹介ページの「PLUM 62 | TRUCK Japanese Rum」をご覧ください。

 

最後に

ホワイトラムの魅力について、その特徴や楽しみ方を交えてご紹介しました。

製法の違いにより、ホワイトラムには軽やかな味わいのものから、サトウキビ本来の芳醇な香りと力強い個性を備えたものまで、さまざまなタイプがあります。

ライトな味わいのホワイトラムをカクテルで楽しむのも良いですし、個性あふれるホワイトラムをストレートやロックで味わうのも楽しいものです。

好みに合わせて自在に選び分けられるのが、ホワイトラムの魅力のひとつといえるでしょう。

普段ラム酒をあまり口にされない方も、一度ホワイトラムに手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

きっとそこには、新たな発見と楽しみがあるはずです。

ホワイトラムの多彩な世界を、ぜひ実際に味わって体感してみてください。